源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
トヨタ伝
トヨタ伝 (新潮文庫)トヨタ伝 (新潮文庫)
(2006/03)
読売新聞特別取材班

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トヨタ伝
読売新聞特別取材班【著】
新潮社(新潮文庫)刊
2008(平成18)年4月発行


元の題は『豊田市トヨタ町一番地』といひ、何となくトヨタ王国を揶揄する雰囲気がしましたので、嫌トヨタ本かな?と思ひ読まなかつたのであります。
文庫化の際に、より内容に即した『トヨタ伝』と改題され、手に取る気になつたといふものです。

元元挙母(ころも)と呼ばれた土地を企業名に改名してしまつたといふことで、全国的には豊田市のイメエヂは宜しくないやうです。確かに、古事記にも「許呂母」として登場するほど歴史ある地名を簡単に変へてしまふのは疑問が残ると申せませう。

自動織機を立ち上げた豊田佐吉と、トヨタ自動車の創業者・豊田喜一郎両氏を中心に、トヨタ一家は結束が強い。これを新興宗教になぞらへ、不気味さを感じる向きもあるやうです。
ガリバー企業となつても、頑なに本社を三河から移さない姿勢が、東京の人からすると、よく内情が分からない苛立ちを助長し、結果「田舎企業」と侮蔑し溜飲を下げてゐるのではないか。豊田市民からすると、さう思へるのであります。
佐野眞一氏の解説では、まさしく典型的な東京人の反応が見られます。鎌田慧氏以来、わたくし共豊田市民は何度もいはれ続けてきたことが繰り返されてゐると申せませう。

姉妹都市のデトロイトは破綻しましたが、豊田市では円安を背景にトヨタ自動車が復活しつつあります。またどこかの国が足を引張るのでせうなあ...

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