源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
プロ野球 新サムライ列伝
プロ野球 新サムライ列伝 (PHP文庫)プロ野球 新サムライ列伝 (PHP文庫)
(1995/08)
近藤 唯之

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プロ野球 新サムライ列伝
近藤唯之【著】
PHP研究所(PHP文庫)刊
1995(平成7)年8月発行


イチロー選手が日米通産4000本安打を達成したとかで、おめでたい話であります。
愛工大名電時代に、センター前にゴロで抜けるヒットならいつでも打てると発言し、監督から宇宙人呼ばはりされたことがあるさうです。なるほど、栴檀は二葉より芳し。

『プロ野球 新サムライ列伝』によりますと、さらにさかのぼる小学二年生の時分に、父宣之氏に連れられて地元のバッティングセンターで練習を始めたさうです。後に稲葉選手(現日本ハム)と顔を会はせることになる、あのバッティングセンターですな。
で、そのバッティングセンターでは、22球で200円といふ料金設定。即ち1球で9円の計算。並みの父親なら、1球でも無駄にしたくないと考へるところを、チチローは「ボールは絶対に振るな」と厳命してゐたさうです。無理にボール球を打ちにいくと、打撃フォームが崩れるから、といふ理由らしい。ナガレイシ。

また、オリックス入団後、イチロー選手の打撃フォームに不満を持つてゐた土井正三監督の退任情報を得て、どうせ来年はゐない監督の意向よりも、自らの振り子打法の完成を優先させるあたりはまことに合理的な考へと申せませう。
そして翌年、仰木彬監督の下、周知の大開花を見せるのであります。

...と書いてゐると、本書はまるでイチロー選手論の本みたいですが、実際には全35選手のエピソオドが収録されてゐます。イチローはその中の一人に過ぎないのです。
いずれの選手も、近藤唯之氏だからこそ口を開いた、他では話してゐない話題を多く提供してゐます。
中でも印象的なのは、大杉勝男選手が近藤氏の話を聞いたあと、ちり紙を出して「カバが鼻をかむような音をたてて鼻をかんだ」場面であります。
どんな話かは、本書を読んで見給へ...と申し上げます。

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