源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
助っ人列伝
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助っ人列伝―プロ野球意外史
文藝春秋【編】
文藝春秋(文春文庫ビジュアル版)
1987(昭和62)年10月発行


バレ君がつひに年間本塁打記録を塗り替へたさうで、おめでたうございます。
これまでは王貞治氏の記録(55本)が、いはば聖域みたいになつてゐて、この記録に近付かうとする助つ人外国人は、有形無形の妨害を受ける、といふのが定説だつたやうです。
ところが今回のバレの場合、さういふことはなく、あつさりと新記録を達成しました。これをもつて、日本のプロ野球もやうやく変つたなと評価する声も出てゐました。

しかし考へますに、過去の挑戦者は皆残り試合が少なかつたといふ事情があります。これに対してバレが所属する東京ヤクルトスワローズはまだ相当試合数を残してゐます。さすがに「妨害」をするには試合数が多すぎて、これは諦めざるを得ない、といつたところではないでせうか。

といふわけで、『助っ人列伝』。
「史上最強の助つ人」の呼び声高いランディ・バースを筆頭に、オオルド・ファンには懐かしい顔ぶれが満載であります。
登場人物が多いので各人についての話は避けますが、「日本野球の壁」といふものが予想以上に彼らにとつて障害であつたことが分かるのであります。
日本球界で結果を残せずに去つてゆく選手も少なくありません。きつと日本野球をナメきつて自信過剰になつてゐたせいだらう、と簡単に考へてゐましたが、さういふ選手はむしろ少数派で、多くの選手は何とか日本野球に馴染まうと必死だつたのであります。

現在では多くの日本人選手が米国メヂャーリーグに挑戦し、一部選手は立派に結果を残してゐます。
彼らは自らのプレーを通じて、「ベースボール」なるものを逆に日本に紹介してゐるとも言へませう。
いづれにせよ、お互ひが刺激し合ふことでレヴェルが上るならば、国を越えた交流は大いに結構、と言つたところでせうか。

助っ人列伝―プロ野球意外史 (文春文庫―ビジュアル版)助っ人列伝―プロ野球意外史 (文春文庫―ビジュアル版)
(1987/10)
文芸春秋

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