源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
奪還
奪還―引き裂かれた二十四年 (新潮文庫)奪還―引き裂かれた二十四年 (新潮文庫)
(2006/04/25)
蓮池 透

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奪還―引き裂かれた二十四年
蓮池透【著】
新潮社(新潮文庫)刊
2006(平成18)年4月発行


安倍晋三氏は、自分が政権にゐるうちにに拉致問題を解決するぜと、頼もしい言葉を口にしたのであります。
もつとも、過去に似たやうな発言をした総理大臣が、結局何もできなかつたこともあるので、どうなりますやら。

拉致被害者の一人である弟・薫さんと24年ぶりに再会した蓮池透さん。懸念してゐた「洗脳」は現実となつてゐました。本来の薫さんを取り戻すといふ意味の表題でもあるのでせう。

弟が帰つてきても、家族会の一員として、まだ帰らない肉親がある家族に配慮する。重い腰を上げやうとしない日本政府との樽俎折衝。心無い国内世論(中傷など)との戦ひ...
北朝鮮のみならず、まづ日本国内に多くの障害があることが分かります。

世論が盛り上がらない現状は、いつたい何なのでせうね。人人は「他人事」と言ひます。ぢやああんたは何かしたのか? とかね。
一般市民としては、具体的に行動するとか、金銭的な援助をするとか、さういふ大それたことではなく、声を上げることが一番ではないかと。世論の後押しがなければ、政府は動かないのであります。支持率が上るわけでもないし。

怒りと無力感に襲はれる一冊。しかし目を背けてはいけない現実だと思ひますので、一人でも多くの人に読んでいただきたいのであります。ま、読んでも心に響かない人がゐるのも現実。残念ながら。

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