源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
熱き心に
熱き心に熱き心に
(2004/11)
小林 旭

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熱き心に
小林旭【著】
双葉社刊
2004(平成16)年11月発行


年末に大瀧詠一さんが亡くなり、衝撃を受けた方も多いのではないでせうか。まあ、その反応は当然世代によつて相違があるやうで。
この正月は新年会ほか色色な集まりがあり、その席で大瀧氏の話題も出たのですが、やはり若い人人にとつては、「ふうん、誰それ?」とか「名前は聞いたことはあるけど...」てな反応が目立ちました。一方でわたくしと同世代くらゐの人たち(まあ要するに、おつさんですね)は、慨嘆することしきり。

何か関連書籍を取り上げやうかと思つたのですが、手許に見当たらぬので、かなりこじつけ気味ながら『熱き心に』を登場させる次第であります。
タイトルは、勿論大瀧氏がマイトガイに提供した楽曲から採つてゐます(作詞は阿久悠さん)。大瀧詠一さんは大のマイトガイファンとしても有名で、小林旭さんのCDのプロデュースなんかもやつてゐるのです。「多羅尾伴内楽団」も、マイトガイが多羅尾伴内を演じたからこその命名と存じます。

さて本書『熱き心に』は、『さすらい』以来二冊目となる語り本。面白いねえ。
前作に比して、歌手としての活動に関する言及が多くなつてゐる印象であります。遠藤実氏の歌唱指導は、無駄ではないでせうか。
あとは、やはり人間関係。裕次郎がやたらと人の頭をたたくといふのはあまり良くない趣味だな。しかも三船敏郎氏や萬屋錦之介氏には手を出さなかつたといふ。
また、暴力団との関りを持つた訳が赤裸裸に綴られてゐます。金遣いが荒くなると駄目だね。

極力、前作との重複を避けやうとの編集方針が見られて、好もしいのであります。二番煎じか、などと言はずに読んでみるとよろしからう。
なほ、大瀧さんの話は、140頁にちよこつと出てきます...

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