源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
どらン猫小鉄
どらン猫(こ)小鉄 (アクション・コミックス)どらン猫(こ)小鉄 (アクション・コミックス)
(1992/01)
はるき 悦巳

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どらン猫小鉄
はるき悦巳【著】
双葉社(アクションコミックス)刊
1984(昭和59)年12月発行
1992(平成4)年1月復刊


大物声優の永井一郎さんが亡くなつたといふことで、各地から追悼の声が上がつてをります。
まだまだ元気だと思つたのに、まことに残念なことであります。
巷では波平さんのことばかり話題になりますが、もちろんほかにも多くの名キャラクタアの声を当ててゐます。
その一つが『じゃりン子チエ』に登場する猫の「小鉄」であります。

小鉄は、チエの家の飼猫ですが、人間以上に人間臭い。言葉が通じないことを除けば、大体のことは出来るのであります。魚釣りも野球も出来る猫なのです。喧嘩も滅法強く、あの暴れん坊・テツ(チエの父親)でさへ恐れる存在でした。
そんな小鉄にも知られざる過去がありました。チエちゃんの家に来る前は、「雷蔵」と名乗つてゐたのです。
『どらン猫小鉄』は、その雷蔵時代の武勇伝なのであります。

雷蔵がふらりとたどり着いた、とある猫の町。ここではヤクザ(もちろん、猫ですよ)の抗争が絶えない「三途の猫町」と呼ばれる恐ろしい場所だつた。ここの猫は、会話の語尾に必ず「どってん」か「ばってん」を付けるのが特徴だが、その使ひ分けは難しく、結局雷蔵には最後まで分からなかつた。
対立するヤクザ二派を相打ちさせ、猫町の大掃除を図つた雷蔵だつたが―

とまあ、要するに黒澤監督『用心棒』の猫版ですな。小鉄を求めて、一気に再読したわたくしであります。
さらば小鉄。永井一郎さんには、お疲れ様でしたと申し上げ、寝ることにします...

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