源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
にっぽん人 高見山大五郎
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にっぽん人 高見山大五郎
平林猛【著】
講談社刊
1981(昭和56)年2月発行


元関脇・高見山大五郎こと東関親方が、今月の夏場所後に定年退職するさうです。
高見山といつても、現役引退からすでに25年が経過してゐますので、あのオレンジ色のまわしや、布団のCMで踊る姿を記憶してゐる方は、結構な年齢に達してゐるかもしれません。
若い方にとつては、曙や高見盛の師匠としての印象が強いでせうね。

相撲界といふのは、今でもしばしば「封建的」「閉鎖的」などと批判される訳ですが、高見山が入門した45年前はおそらく想像を絶するものだつたのではないか。
外国人力士のパイオニアとしての辛苦は、現在の外国人力士のそれとは全く比較にならないでせう。
現役時代には評伝が数冊出版されたやうですが、現在はいずれも入手困難です。
本書『にっぽん人 高見山大五郎』は、そのうちの一冊。著者はかつての週刊現代のスポーツ記者。
高見山の人柄に惚れこみ、愛情たつぷりの筆致であります。
同時に、理不尽な相撲協会のさまざまな制度に溜息がでることでせう。

一人の名力士の定年退職に、この一冊を―

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