源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
天使の相棒
天使の相棒―杉浦忠と長嶋茂雄天使の相棒―杉浦忠と長嶋茂雄
(2003/10)
ねじめ 正一

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天使の相棒 ―杉浦忠と長嶋茂雄―
ねじめ正一【著】
ホーム社刊
2003(平成15)年10月発行


ニュースによると、長嶋茂雄氏はフライデーの記事に激怒し、記事の訂正と謝罪を求めたさうであります。場合によつては訴訟になる可能性もあり、今後のフライデーの対応が注目されます。
かういふイザコザはチョーさんには似つかはしくないですね。しかし傍若無人な週刊誌の取材姿勢に一石を投じる意味では、ほかの誰が怒るよりも効果的でせう。

長嶋さんといへば、その天真爛漫さ。やはり学生時代から変らないのですね。ま、熱心な長嶋信者であるねじめ正一さんですから、理想化されてゐる部分もあるでせうが。
本書はその表題通り、「天使の相棒」たる杉浦忠さんの学生時代が中心になつてゐます。
豊田市に在住する私にとつて、杉浦氏は、郷土のヒーローであります。愛知県の挙母とは、現在の豊田市、挙母高校は現在の豊田西高校のこと。挙母(ころも)といふ地名は難読で、なかなか正しく読んでもらへないのと、有名な自動車会社の名前をアピールするため、昭和34年に挙母市は豊田市に改名したのでした。

共に南海ホークスへ入団しやうと約束した杉浦と長嶋。ところが長嶋は巨人へ入団すると杉浦に伝へます。長嶋はこの時かなり苦悩してゐたやうです。他の文献などで私が仕入れた情報ですと、長嶋はもつと能天気に「ようスギ、俺は南海へ行くのはやめたよ。巨人にするよ。やつぱり巨人は最高だよ」
みたいな感じで意思表明したことになつてゐるのだが、今まで想像してゐた印象と随分違ふのであります。まあ脚色されてゐるのだらうが。

2人の関係に対して、作者ねじめ正一氏の視線はまことに暖かく、安心して読めます。少しでもプロ野球に興味をもつ人なら楽しめる作物と申せませう。

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