源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
日本人の知らない日本語3
日本人の知らない日本語3 祝! 卒業編/蛇蔵

¥924
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日本人の知らない日本語3 祝!卒業編
蛇蔵&海野凪子【著】
メディアファクトリー刊
2012(平成24)年3月発行


オヤ知らぬ間に三冊目が出てゐましたか。「祝!卒業編」といふことは、これで打ち止めでせうか。
それもいいでせう。潔い。
大魔神シリーズも三作で終つたお陰で傑作といはれたし、大菩薩峠の映画も三部作が丁度良い。でもハナ肇の馬鹿シリーズは三作だけでなしに、もう少し続いて欲しかつたな。山田洋次監督が渥美清さんと組んぢやつたからね。わたくしは今でも、ハナ肇の寅さんを夢想しますよ。(むろん渥美さんは渥美さんで最高なのだが。)

今回の内容で「うんうん」と実感するもの。
その一。「外国人学生が知つてゐる文型と語彙だけ使つて会話する」
以前もどこかで書きましたが、わたくしも近所の中国人相手に断続的に日本語を教へたりします。言葉に詰まつて思はず「えーつとね...」なんて言ふと、「えーつと、とは何ですか?」と質問されます。
その時は咄嗟に「ネガネガ...(那个那个)」と口に出ましたが、相手は「わかつた!」と納得してくれました。本当にわかつたのかどうか。カトリーヌ先生のやうにうまくはいきません。

その二。「書き順よりも正しい漢字を覚えませう」
書き順にこだはるあまり、却つて学習能率を阻害してはゐないでせうか。
忘れもしません、小学四年生の頃。国語の授業で「熊」といふ新出漢字が出ました。小四にしては画数が多く、難しい漢字です。
しかし担任のU先生は、動じることなく「む・つき・でんでん・ひ・ひ・でんでん」と書けばいいのだと喝破したのであります。レッカ(灬)を左右に分割し、でんでんと表現するなどカッコいいではありませんか。
今でも「熊」といふ字を見ると、脳内で「むーつきでんでんひーひーでんでん」とリフレインしてゐます。

最後に卒業生が紹介されます。わたくしの好きな中国人・王さんもその一人で、寂しいのであります。
そして最後の最後に袋とじ。どうやら三作目で打ち止めではなく、続きが海外であるやうです。新展開ですな。
期待七割、不安三割といつたところでせうか。
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