源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
大剣豪
大剣豪 (講談社文庫)大剣豪 (講談社文庫)
(2000/05)
清水 義範

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大剣豪
清水義範【著】
講談社(講談社文庫)刊
2000(平成12)年5月発行


正月は時代劇が似合ひます。特に剣豪もの。
テレビ東京が毎年正月に放映してゐる長時間時代劇、今年は久々に観ました。
以前は確か12時間放送でしたが、今は7時間に短縮されてゐるやうです。それでも長いですが。

今回観る気になつたのは、『柳生武芸帳』といふことで柳生十兵衛が主役だから。
反町十兵衛については、見る前は期待と不安半々でありましたが、まあ無難なところでせうか。
斬られ役の福本清三さんもしつかり出演し、見事に斬られて見せ場を作りました。
しかし全体に今の時代劇は殺陣が軽いやうな気がするのです。動きすぎますね。ま、いいけど。

清水義範著『大剣豪』は、そんな剣豪好きの私の為にある(かのやうに思はれる)一冊でございます。
時代小説のパスティーシュが十篇。粒が揃つてゐます。
その中でも、やはり正統的(?)な痛快娯楽剣戟小説がよろしい。表題作の「大剣豪」を始めとして、「大江戸花見侍」「ザ・チャンバラ」といつた作品群であります。
特に「ザ・チャンバラ」は剣戟活劇といふよりドリフのコントかと見紛うやうなふざけぶりで、古今東西の剣豪(のパロディ)が次から次へと登場するのです。
といつて茶化してゐる訳ではなく、作者の剣豪に対する愛情も感じられ幸せな気分になります。

やはり清水義範さんは正月向きの作家ですね。
といふことで(?)、2010年もよろしくお願いします。

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