源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
大人のための残酷童話
大人のための残酷童話 (新潮文庫)大人のための残酷童話 (新潮文庫)
(1998/07/29)
倉橋 由美子

商品詳細を見る


大人のための残酷童話
倉橋由美子【著】
新潮社(新潮文庫)刊
1998(平成10)年7月発行


日本や外国の童話。世界の神話。年少向けの名作...
おなじみのタイトルが並びます。「人魚姫」「一寸法師」「白雪姫」等等...
油断して読み始めると、頭をガンと殴られたやうな衝撃が走るのであつた。

26篇もあるので一つ一つの感想を述べるのはやめませう。しかし誰もが幼時に親しんだ童話が換骨奪胎されて、最初はニヤリとするかも知れないけれど、その寓意をもつて我が身を振り返りますと、いづれも嫌になるほど思ひ当ることばかりなのです。
即ち物語の内容が残酷なのではなく、読者に対して残酷な仕打ちをする童話集ですな。
毒物注意と言つたところでせうか。

やはり私としては、「愚かな者は救はれない」といふのが教訓と申せませうか。
愚者=大衆とするならば、それこそ救ひがない。やはり残酷童話ですね。
...毒が効き過ぎたせいでもありますまいが、本書も残念ながら絶版ださうです。

スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://genjigawa.blog.fc2.com/tb.php/290-4c0fe247
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック