源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
昭和八年渋谷驛
源氏川苦心の快楽書肆

昭和八年澁谷驛
宮脇俊三【著】
PHP研究所刊
1995(平成7)年12月発行


宮脇俊三さんは幼時より渋谷近辺に親しんできました。で、渋谷に関して書いた文章を集めて一冊にしたのが本書であります。
寄せ集めの印象はなく、まとまりのよい内容。
白木屋の火事・東京音頭・忠犬ハチ公・玉電と地下鉄...『時刻表昭和史』の渋谷限定版みたいです。

分量の薄さを補ふため、後半に座談会が収録されてゐます。
宮脇氏とは小学校で六年間同じクラスだつたといふ、奥野健男(文芸評論)・田村明(建築学・都市政策)の両氏を迎へての思ひ出話。本書のために再会したのださうです。友情。いいね。
それにしても皆さん大した記憶力です。小学校の入試問題まで覚えてゐるとは。奥野氏が国府津の駅名を「クニフツ」と読んでゐたといふのは笑へます。

「渋谷」への愛情が詰つた微笑ましい一冊と申せませう。
しかし本書はまだ一度も文庫化されてゐません。何故だらう。最近宮脇氏の旧作を再文庫化してゐる河出文庫あたりから出ないかな?

昭和八年 渋谷駅/宮脇 俊三

¥1,377
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