源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
ついに霊魂をとらえた!
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ついに霊魂をとらえた!-ポルターガイストは実在する
つのだじろう【著】
サンデー社刊
1982(昭和57)年8月発行


タイトルを見て、苦笑まぢりに「ああさうですか」と言ふ反応が多いかも知れませぬ。
つのだじろう氏は、『うしろの百太郎』『恐怖新聞』などの漫画で霊魂の存在を訴へ、心霊世界を認めないばかりに不幸な目に遭つてゐる人たちが多いと憂いてゐました。
本書はそれらの集大成と申すべき一冊であります。

つのだ氏自身は霊能者ではなく、あくまでも研究者からの視線で読者に語りかけます。即ちあらゆる現象に対しては、まづは疑ふ姿勢をとる。
霊現象を証明するのは難しいとして、誰でも見てわかる「物理的心霊現象」の解明に特に熱心であります。それでもなほ、まづは疑つてかかるのださうです。例へば心霊写真は、二重露光防止付き(時代を感じますが)のカメラでないと信用しないとか。真面目で真剣なのです。

ゆゑに、テレビ番組などでふざけ半分の心霊特集などがあると、いかにもインチキ臭く演出するので、著者は憤慨してゐるのです。確かにニセモノが多すぎるので、数少ない「本物」までが疑はれると。普通の人には真偽の判定が出来かねるのが辛いところでせうか。

著者のいふやうに、本書を読んですぐさま「さうか、超常現象はあるのだな!」と納得する人は少ないでせう。しかし、かういふ世界がもし存在するなら、と考へた方が豊かな心持になれるのではないでせうか。

ついに霊魂をとらえた!―ポルターガイストは実在する/つのだ じろう

¥795
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