源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
この列車がすごい
この列車がすごい (メディアファクトリーの新書)この列車がすごい (メディアファクトリーの新書)
(2010/01)
川島 令三、横見 浩彦 他

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この列車がすごい
川島令三/横見浩彦【著】
メディアファクトリー刊
2010(平成22)年1月発行


鉄道アナリストの川島令三氏と、全駅下車達成者の横見浩彦氏。
川島氏は『全国鉄道事情大研究』シリーズなど、硬派の評論で知られる論客。
鉄道の乗客を増やすにはどうすれば良いかの提言を熱つぽく語る人です。
一方の横見氏は国内の鉄道全駅(その数1万駅!)に下車したことで知られ、マンガ『鉄子の旅』の案内人をつとめた人。
古い駅舎が大好きで、古い列車や路線を愛してやまぬ人物であります。
こんな二人が対談して、果たして話がかみ合ふだらうか? といふ興味がまづあります。

観光列車・寝台列車・私鉄特急・通勤列車・速い列車・乗っておきたい列車・路面電車・記憶に残る列車・鉄道ではない列車の9章からなり、それぞれの分野で「すごい列車」をとりあげてゐます。
正直たいしてすごくないぢやないかと思ふ列車もありますが、まあ良いでせう。

横見さんはあまり私鉄特急には興味がない。一方川島さんは関西人だから昔から私鉄特急に馴染んでゐる。JRと私鉄、どちらがすごいかで揉めてゐます。大人気ないところが面白い。
また、川島さんは速い列車が好きだが横見さんは鈍行とか夜行の座席車が好み。川島さんは「私には絶対無理だなあ」といなす。
それぞれの得意分野・興味のない分野がはつきりしてゐます。
改めて鉄道趣味の幅広さが分かります。ま、私は何でも好きですが。故・神風正一さんの言ふ「なまくら四つ」でせうか。ある一分野を極めるのではなく、のんべんだらりと鉄道と付き合つてゐます。

なほ本書は純粋な新刊ではなく、2008年に同じメディアファクトリーから出た『すごい列車!』を加筆改題のうへ、再刊されたものです。
では御無礼します。

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