源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
日本人の知らない日本語2
日本人の知らない日本語2日本人の知らない日本語2
(2010/02/19)
蛇蔵、海野 凪子 他

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日本人の知らない日本語2
蛇蔵&海野凪子【著】
メディアファクトリー刊
2010(平成22)年2月発行


ベストセラアの続篇でございます。
面白さと薀蓄の深さは前作を上回つてゐるのではないでせうか。

表紙を捲ると、カヴァーのソデ部分の4コマ漫画で、さつそく問題提起(?)
海外の「にほんご」教科書を手に入れたなぎこ先生。例文を読むと、「それは花ですか?」→「いいえ馬です」...
日本でも英語教科書などで、文法を説明するだけの例文に、突込みを入れたくなるものが多かつたですね。
私が中学の時、教科書に“Is this a book or a notebook?”といふ例文があつて、我々は皆、「本とノートの区別もつかんのかい!」と嘲笑してゐたものです。ニューホ○イズンといふ教科書でした。

「ら抜き言葉」についての考察があります。私も少年時代は「ら抜き」を見聞すると、「乱れとる!」と憤慨したものであります。噴飯物なのです。標準語以外は日本語にあらずといふ思想が背景にある。それに気付いて以来、自分も「ら抜き」を駆使してゐます。
日本語教室で教へる文法は機能的。敬語を3ステップに分けてゐるので理解しやすい。マンガによると、日本人から敬語を教へてくれ、と頼まれる外国人までゐるやうですね。ああ嘆かはしい。

なぎこ先生の日本語学校では、言葉を教へるだけではなく遠足を企画して日本の文化も紹介してゐるさうです。マンガでは神社へ行つて、お参りをします。ここに出てゐることは、恥づかしながら私は知らないことばかりです。おみくじの良い順番とか。ま、タイトルも「日本人の知らない~」だからな、と自分を慰めたりして。

通常続篇といへば、同工異曲でしかも前作に見劣りするのが通例ですが、本書に関してはその心配はなささうです。しかし未読の方はこちらより先に前作から読んだ方が良いでせう。
と、私が薦めるまでもなく本書もベストセラア入りしてゐるやうです。
では、ご無礼いたします。

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