源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
はるかなる東洋医学へ
はるかなる東洋医学へ (朝日文庫)/朝日新聞社

¥567
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はるかなる東洋医学へ
本多勝一【著】
朝日新聞社刊
2004(平成16)年9月発行


著者によると、本書は「はるかなる」東洋医学への周辺部からの随想だといふことです。
本多氏および彼の家族自身が現代医学の被害者となつてゐることが、かかる書物を書かせた原動力かと思はれます。
幼時に妹が「馬鹿医者の殺人療法」で亡くなつて以来、自分自身、そして母も近代医療(すなはち西洋医学)の犠牲者となつたさうです。
妹・晃子さんの最期については、あまりの酷い診断に唖然とするものであります。「馬鹿医者」を信用したばかりに、大切な命を奪はれてしまつた...

西洋医学の限界に触れてゐますが、「だから東洋医学だ」と単純に述べてゐる訳ではありません。あまりにも西洋医学一辺倒の現状に、一石を投じると申しますか。
あくまでも西医と東医はお互ひに補完しあつて(そのためには西医側も勉強が必要だと主張します)、成果を出すべきのが理想だといふことですね。
自らを「シロート」と謙遜しますが、本多氏自身も医学を学んだ専門家でありますので、単なる門外漢のエッセイとは一線を画すものと申せませう。

さういへば、近所の床屋へ行くと、爺さんたちが「病院なんかへ行つたら、治るものも治らない。殺されるよ」などと物騒なことを言つてゐました。剣呑剣呑。
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