源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
「時刻表」舞台裏の職人たち
「時刻表」舞台裏の職人たち (マイロネBOOKS)「時刻表」舞台裏の職人たち (マイロネBOOKS)
(2002/10)
時刻表OB会

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「時刻表」舞台裏の職人たち
時刻表OB会【編】
JTB(マイロネBOOKS)刊
2002(平成14)年10月発行


JTBが毎月出してゐる「時刻表」の舞台裏を紹介します。マイロネBOOKSもJTBなので宣伝臭が漂ひますが、まあひとつの読み物として興味深い内容ではあります。
第1章に種村直樹氏のルポ「時刻表を作る顔」が再録されてゐます。さすがに脂ののつてゐる頃の文章で、「春臨」と呼はれる春休み向けの臨時列車が収録される2月号(1982年)が、どのような過程で作られていくのか、臨場感たつぷりに綴られてゐます。

第2章の「活字の時代」を経て、第3章「電算写植の時代」、そして第4章「21世紀の時刻表」ではSTEP(System of Time date Editting & Producting)と呼ばれる新システムの紹介がされてゐます。良く分かりませんが、
①駅時刻データシステム(時刻情報の根幹)
②ページレイアウトシステム(時刻データを時刻表に表現する)
③DTPシステム(駅時刻とページレイアウトを参照し、実際に時刻表誌面を編集する)
が、STEPの基本設計ださうです。ふうん。
第5章「時刻表編集作業のあれこれ」では、文字通り編集作業の苦労話あれこれです。特に会社線の編集は大変です。あれは見ているだけでも毎月の更新が難儀さうであります。それも900社もあるさうですから、スペースの配分とかも力量が問はれるところ。
第6章ではJTB時刻表の歴史をさらりと述べてゐます。昔の時刻表は面白い。実は私は復刻版も全部持つてゐて、しばしば眺めて愉しんでゐます。あれは時間を忘れてしまふのでいけません。

結論としては、やはり時刻表は面白い、といふことですな...
賛同しない人も多いでせうが。ではご無礼します。

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