源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
レトリック感覚
レトリック感覚 (講談社学術文庫)/講談社

¥1,155
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レトリック感覚
佐藤信夫【著】
講談社(講談社学術文庫)刊
1992(平成4)年6月発行


いやいや、これは愉快な書物であります。
レトリックといふと、文章を書く上での手練手管みたいな感覚がありましたが、文章作法そのものと言つて良いのでせうね。
かなり長い「序章」でレトリックの歴史を概観し、ここだけでお腹いつぱいになります。

著者の分類としては、「ことばのあや」といふ概念がレトリックの総称となり、「比喩」がその下位分類となつてゐます。
その「比喩」の更に下位分類として「直喩」「隠喩」「換喩」「提喩」があり、また「ことばのあや」の直属の部下として「誇張法」「列叙法」「緩叙法」を茶目つ気たつぷりに紹介してゐます。
「緩叙法」なんて、余りなじみがありませんが、説明を聞くと、なるほどよく見るテクニークでした。
実は「源氏川苦心の快楽書肆」では、あへてレトリックを排除してきた心算だつたのです。しかし本書を読んでしまふと、いろいろ駆使したくなりますね。
効用につきましては、私は、レトリックに實用的と藝術的との區別はないと思ひます。オヤどこかで見たやうな文章だな...



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