源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
時刻表ファン1000万人の“発見”
時刻表ファン1000万人の“発見” (マイロネBOOKS)時刻表ファン1000万人の“発見” (マイロネBOOKS)
(2002/06)
グッたいむ研究会

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時刻表ファン1000万人の“発見”
グッたいむ研究会【編】
JTB(マイロネブックス)刊
2002(平成14年)6月発行

JTB時刻表には読者参加のページとして、巻末の「たいむたいむてぇぶる」、記事欄外のはみ出しコーナー「グッたいむ」があります。
前者はまあ普通の読者投稿ページ。一方「グッたいむ」はせいぜい50-100文字程度の、自由投稿欄。もう20年を越える歴史があるのです。
で、本書はその「グッたいむ」を中心に編まれたアンソロジイとでも申せませうか。

「グッたいむ」誕生のきつかけは、当時の編集長が上層部から「少ないコストで」「さらなる品質向上」、即ち金をかけずに部数を増やすアイデアを求められたことであります。編集長は悩んだ末、情報誌「ぴあ」の1行記事にヒントを得てスタアトさせたといふことです。最初は編集部内で反対意見が多かつたさうです。
ところが、いざ始まつてみると好評で迎へられ、使用ページ数はどんどん増えていきました。後ろの「大阪近郊区間」のページから前のページへと進出してゆくのですが、最盛期は「飯田線」まで進入したさうですが、私は覚えてゐません。その頃はすでに「JTB時刻表」を毎月定期購読してゐたのですが。
現在はかなりその規模は縮小されてゐて、「東京近郊区間」でもう終了してしまひます。北海道にすら行着けません。寂しいのであります。投稿が激減したのでせうか。

はみ出し情報といふ触れ込みでしたが、観光地やきっぷ、列車のまじめな情報はあまり面白くない。どうでもいい情報の方が心に残ります。例へば
「名鉄美濃町線新関駅付近で見た看板。「線路内で耕作しないでください」。多分、この実例があったと思われる」
「徳島中央公園にあるトイレの入り口の「殿方」「婦人」の表示は阿波踊りをしている。」
「滋賀の江若バスには「途中」というバス停があります。ここが終点です。」
あるいは、失敗談や、今でいふtwitterみたいなつぶやきが満載であります。ちなみに2010年7月号には「似て非なるもの。ハクビシンと伯備線」なる投稿があつて、かういふのは何となく好きであります。

お前の説明では分からん、といふ方は本屋で「JTB時刻表」を立ち読み(買つてもいいけど)してみてください。
しかしこんなのが本になるとは...冗談みたいですね。

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