源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
落ちこぼれの英語修行
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落ちこぼれの英語修行―異文化のかけ橋をめざして
國弘正雄【著】
日本英語教育協会刊
1981(昭和56)年8月発行


中学校に進学し、新たに英語を学び始めた頃。
新しい科目といふことで、希望に燃えてゐましたね。そんな時分を思ひ出す書物であります。

若い世代に向けて、「余は如何にして英語達人となりし乎」を語つてゐます。否この言ひ方は誤解を招きますかな。
もちろんタイトル通り英語修行の話が中心なのですが(しかし國弘正雄氏は全然落ちこぼれではない)、これから世に出る若人にとつて、まことに参考になるであらう話が満載であります。

通訳を目指す人たちには、まづ日本文化や歴史・宗教を含めた日本語に堪能であることが必要であると説きます。翻訳家の方たちも同様のことを言ひますね。
それに、さまざまな分野に精通してゐなくてはなりません。ゴルフプレイヤーにインタビューするには、当然ゴルフについて熟知してゐる必要がありますが、案外それに気づかない人が多いらしい。

同時通訳の神様とまで呼ばれた著者の半生記としても読めるのですが、眠つてゐた向学心といふものを呼び覚ましてくれる書物であります。同時に好奇心といふものが薄れてゐる自分に気付き、一人赤面してゐます。
要するに若者のみならず、万人向けの内容と申せませう。

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