源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
テツはこう乗る
テツはこう乗る 鉄ちゃん気分の鉄道旅 (光文社新書)テツはこう乗る 鉄ちゃん気分の鉄道旅 (光文社新書)
(2006/04/14)
野田 隆
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テツはこう乗る 鉄ちゃん気分の鉄道旅
野田隆【著】
光文社(光文社新書)刊
2006(平成18)年4月発行


近年、テツの人たちが大きな顔をして闊歩してゐるのを、わたくしは若干苦々しく感じてゐる―
などと書くと怒られさうですが、実際テレビの番組欄を見ても、地上波衛星放送問はず、たいがいの局が鉄道旅の番組を拵へ、しかも頻繁に再放送までされてゐます。まあ実際は鉄道番組といふより鉄道沿線の観光案内みたいな内容ですが、やはり尋常ではない状況だと愚考してゐます。

これだけ多くの番組が作られるといふことは、それだけ鉄道旅に関心がある人が多いといふことになりますかな。それが即ちテツが殖えてゐることにはならないかも知れないけれど、間違ひなく以前(10-15年くらゐ前)から比較すれば増殖してゐると肌で感じるのであります。

そしてその予備軍とでもいふべき存在も多く、本書ではさういふ人達を対象に、「ひよつとしたら自分もテツではないのか?」と覚醒させ、皆でカミングアウトしませうといふ試みがされてゐます。
.........などと畏まつていふほどのこともありません。要するにテツの生態を解説した一冊であります。
実際に非テツが感化される内容なのか疑問ですが、例へば某テレビ局のプロデューサーが本書を読んで、実際に鉄道ドラマを作つてしまつたとの話もあります(コミック『鉄子の旅プラス』より)。一定の影響力は示したと申せませう。
なほわたくしが一読した感想は、「ああ俺はテツぢやないな、良かつた」といふものです。めでたしめでたし。

※2010年に本書は『鉄ちゃんに学ぶ「テツ道」入門』と改題されて文庫化されてゐます。その後の新情報などが加筆修正されてゐるさうですので、新たに購買する方は、こちらをどうぞ。

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