源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
霊能力の秘法
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霊能力の秘法 チャクラをめざめさせ、異次元に入れ

本山博【著】
徳間書店(トクマブックス)刊
1982(昭和57)年6月発行

本山博氏が昨年9月に亡くなつてゐたことを知り、ここでその著書を取り上げんと欲するものです。享年89。それにしても迂闊なことでありました。ちやんと報道されたのかな。
本山博とは何者ですか? と問ふ人もゐるかも知れません。もつとも、『霊能力の秘法』なる表題を見れば大方の想像がつくでせうね。ユネスコも認めた超心理学者・霊能者であります。ここまで聞いて、いかにも興醒めだといふ顔付で「あ、さうなの」と呟き、口元に皮肉な微笑を浮かべる人がゐさうですね。まあ、それも仕方がない。

本書で著者が主張するのは、平たく言へば「霊能力は一部の特別な人にだけ与へられたものではない。それは潜在的に誰でも持つてゐるが、皆気付かぬだけである。トレーニング次第でその能力を開花する事ができるので、読者の皆さんも是非チャレンジして卓袱台」といふ事だと思ひます。
「ある人のことを思ひ浮かべたら、たちまちその人が現れた」
「初めて来た筈の場所だが、以前も来たことがあるやうな気がする」
「夢で見たことが、現実に起きた」
「朝から何となく嫌だなあと気分がすぐれぬ日、事故に遭つたり、身近な人に不幸があつた」
「人と話してゐる最中に、その人が考へてゐることが手に取るやうに分かつた」
なんてことは、偶然ではなく、極初歩的ながら、霊能力を発揮したと考へられるのださうです。

第一章で霊能力がどんなものか解説し、第二章ではなぜこんな現象が起こるのかを説明してゐます。頭が冴えた状態ではなく、半覚醒状態といふか、あまり何も考へずにボーとしてゐる時に起こりやすいとか。
第三章「霊能力はこうして開発する」では、トレーニング方法が説明されてゐますが、その内容はヨガに通づる「健康法」ですな。しかし<トレーニングのときの注意>が16項目も並んでゐて、五月蝿いことこの上無いのであります。
第四章は「霊能力を身につけるこの方法」。前章のトレーニングは、いはばウォーミングアップで、これだけでは開発出来ぬらしい。引張るねえ。エネルギーを如何に取り入れ、体内にめぐらせるか。どうやらポイントは呼吸法・座法のやうですな。
最後の第五章「霊能力はチャクラでめざめる」では体内にある七箇所(眉間・尾骶骨・下腹部・腹部・心臓・喉・頭頂部)のチャクラと、そのめざめさせ方を解説してゐます。結局、「修行」レヴェルのストイックさが求められるのですね。

悪用すれば自らに厄災が降りかかる、と霊能力を使用する際の注意を述べてゐますが、割とあつさりとした忠告です。余程の覚悟を持つた人以外には勧めない方が良いと思ふのです。霊能が有る人には、色色なものが寄つてきますからなあ。これらの対処法も同時にしつかりと身に付けたいものです。わたくしも昔、トレーニングの真似事を始めた事が有りますが、次第に変なものを感じるやうになり、怖くなつてやめてしまひました。興味本位で首を突込まぬ方がいいと申せませう。

デハ又会ふ日まで。御機嫌よう。



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