源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
自民党―この不思議な政党
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自民党-この不思議な政党
居安正【著】
講談社(講談社現代新書)刊
1984(昭和59)年10月発行


3年ぶりに自由民主党なる政党が政権与党に返り咲いたのださうです。ほほう。
自らのダラシナサから、民主党とかいふ政党に政権を譲り渡してゐましたが、今度はまた相手の敵失から主役の座が転がり込んできたのであります。
なんだかんだで生き延びる不思議な団体。結局国民から支持されてゐるといふことでせうか。

居安正著『自民党-この不思議な政党』では、そんな謎だらけの自民党について考察してゐるのです。
「自民党をめぐる不思議」で指摘されてゐる項目は、本書から30年近く経つた今でも変らない。
まづ自民党の結党の経緯から説明し、その歴史を概観します。その存続には派閥が大きく寄与してゐるといふことです。

度重なる汚職や派閥抗争などで何度も国民をうんざりさせた割には、これだけの大所帯が分党もせずに、結果的に団結をして危機を乗り切つてきたといふ事情は驚嘆すべきところです。民主党の分裂騒ぎを見るにつけ、不思議な思ひがいたします。

実は大学時代、他所の大学まで著者の講義を聴きに行つたことがありまして、懐かしく思ひながら読んでゐました。さういふ個人的事情から読んだものです。悪しからず。

自民党―この不思議な政党 (講談社現代新書 (747))自民党―この不思議な政党 (講談社現代新書 (747))
(1984/10)
居安 正

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