源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
鉄道公安官と呼ばれた男たち
鉄道公安官と呼ばれた男たち―スリ、キセルと戦った“国鉄のお巡りさん” (交通新聞社新書)鉄道公安官と呼ばれた男たち―スリ、キセルと戦った“国鉄のお巡りさん” (交通新聞社新書)
(2011/08)
濱田 研吾

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鉄道公安官と呼ばれた男たち-スリ、キセルと戦った“国鉄のお巡りさん”
濱田研吾【著】
交通新聞社(交通新聞社新書)刊
2011(平成23)年8月発行


日本国有鉄道の消滅とともに、鉄道公安官(正確には鉄道公安職員)も姿を消したのであります。
その職務自体は鉄道警察といふものが引き継いでゐるので、一般乗客はあまり変化を感じないでせう。
一番大きな相違は、鉄道警察は各都道府県警の組織であるのに反して、公安官は国鉄の職員であつたといふところですかな。
あくまでも、乗客が気持ちよく旅行が出来るやうに努めるサアビス業としての誇りがありました。ゆゑに警察みたいに睨みをきかせる手法は取らないのであります。

鉄道公安官を主人公にした小説やドラマは多くありますが、その具体的な職務とは何かを記した書物は、専門書以外ではあまり見かけませんでしたので、その意味で本書の存在価値はそれなりに高いかと。ちよつと雑学ぽい話も多いが。

スリや痴漢、キセルなどの取り締まりだけではなく、実に様様な役割を担つてゐたのであります。
大雪の時は除雪作業に追はれ、踏切事故防止の啓蒙活動では子供たちに紙芝居を披露し、自動車のドライバーにはティッシュを配る。地味な仕事も多いのですね。
また、ドラマなんかではメムバアの中に、必ず紅一点の存在がありますが、実際には女性の鉄道公安官はゐなかつたさうです。なあんだ。

汽車に乗りながら読む本として適してゐる一冊と申せませう。

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