源氏川苦心の快楽書肆
古い本を探しては読みふけつてゐます。よければお付き合ひくださいな。
多事争論 メディアと権力
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多事争論 メディアと権力
筑紫哲也【著】
新潮社刊
1994(平成6)年5月発行


多分一ヶ月以上前だと思ひますが、BS-TBSにて故・筑紫哲也氏の特番がありました。
その時は録画をしただけで、そのまま忘れてゐたのですが、この度やうやく拝見したことであるなあ。
ゲストの一人である立花隆さんが、筑紫氏を評して「筋金入りのリベラリスト」と述べてゐました。
どこかで聞いた言葉だなと思つたら、筑紫氏の以前の著書『多事争論 メディアと権力』のカヴァー裏に記載されてゐる立花氏の推薦文にも駆使されてゐたのです。

「ニュース23」内の名物コラム「多事争論」を中心に編集されてゐます。毎日カメラ目線で90秒。筑紫哲也氏が視聴者に語りかけるコオナアであります。何でもこのスタイルは、テレビ業界では掟破りといへるほど珍しいのださうです。
何しろ毎日のことなので、分量的には申し分ない。しかしそれ以上に、筑紫氏の発言が必ず複数の視点を持つてなされてゐることに驚くのであります。一人で多事争論。
また、ある事件・事象に対して「大多数の日本人はかう考へるだらうな」と思はれる意見をあへて封印するとか。それは意識的な作業なので、抗議や反論が多く来ることも織り込み済みなのであります。

一国の世論が、皆同じ方向を向く事の危険性を知る筑紫氏ならではと申せませう。

多事争論 メディアと権力多事争論 メディアと権力
(1994/05)
筑紫 哲也

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